自分を成長させる
モハメド・アリの自伝映画の
ラストシーンに次のような場面がありました。
「私は走る、走る。走って走って走りぬく。私は倒れる。苦しくて。
でもまた起きあがって走る。また倒れる。また起きる。
それを繰りかえしているうちに、私の足はもう一歩も動かなくなる。
それでも私は起きる。そして、もう最後にはまったく動けなくなってしまう。
しかし、これからが私にとってほんとうの練習がはじまるときなのだ」
この場面をみて、私は感動しました。
世界の頂点にたつ人はこうなのです。
「もう動けない」と思ったときからスタートするのです。
前に相撲の解説者の話を聞いたことがあります。
大相撲でおなじ稽古をしてもどんどん強くなる人と、
脱落する人がいます。
そして、強くなる人と脱落する人では稽古に対する
姿勢が違うというのです。
おなじ稽古でも、全力を出すか、
力を抜くかによって差がつくそうです。
十の力があるとして、
七分八分しか力を出さない人は落ちていきます。
十一の力をつけようとがんばる人は、
ひと晩寝ると十一の力がついています。
今度は十二。
それを繰り返すうちに何十という力になり、
大関や横綱になれるのだということです。
スポーツの世界だけではなく、
私たちの日常生活でもまったく同じです。
全力投球して、
限界を超えようとすると次の新たな力が湧き出ます。
すべてを一生懸命にやることで、
自分の世界を広げることができます。
すると、やればやるほど、
新しい知恵がドンドン湧きでてきます。
何ごとにも惜しみなく自分の力をだして、
つねに全力を尽くすのです。