本当の自分を知る大切さは、何度も記事にしているので、当メディアをご覧の方であればお分かりいただけていると思います。

これまでは、本当の自分はどこにいて、どう繋がるのか。を書いて来ました。

しかし、本当の自分を知るにはどうしたら良いのか?それが分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、本当の自分を見つける方法のうちの一つをご紹介していきます。

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本当の自分を知る

ある時、誰でも本当の自分に目覚める方法が一瞬のインスピレーションで湧いてきました。

インスピレーションで出てきたものですから、最初は本当にそれで間違いないのか評価のしようがありませんでした。

しかし、実際にこの方法に基づいたカリキュラムを進行していくと、人が目の前で本当の自分に出会い、自らの内からとめどなく湧き上がる喜びの心に感激し、感動に打ち震えて涙を流したり、今まで長年まったく許すことのできなかった恨み辛みが一瞬で消えてしまって、感謝と喜びに変わっていったのです。

そして、その心を持った人が現実生活に戻って、その心のまま生きて人生を大きく変えていきました。その多くの実例から「本当の自分」を知る方法として確信を得るに至ったのです。

本当の自分を知る方法は主として二つです。今回はそのうちの一つである時間的全体から本当の自分に出会う方法についてお話しします。

人生の全体から本当の自分を知る方法

私たちが生きている時間を一本の線で表しましょう。すると、最初に「オギャア」と生まれて「誕生」、そして「現在」があって、そしていつか「死」にます。この時間を「一生」と言います。

今までのよくある考え方では、「現在」から、自分の理想や欲望、願望をもとに、ある特定の「将来」に対して、目標を立てます。いわゆる成功哲学や願望実現法などの自己啓発の方法がそれにあたります。

これは現在から、将来や過去を見る方法です。

たとえば大成功者を見て「金持ちになりたい」「高級車に乗りたい」「海外に別荘を持ちたい」などと、「ああなりたい」「こうしたい」といった、現在の自分にとって価値のある明確な目標設定をするわけです。

そして、それに向かって計画を立て、実行するにあたってやる気を出したり、困難に負けないように積極思考を頭に叩き込んだりする方法なのです。

しかし、この方法だと、根本的に間違う可能性があるのです。

本当の自分と理想の自分

今回ご紹介する方法はこれとは違います。

その方法をご紹介する前に、なぜ根本的に間違う可能性があるのかというと、自分が本来持っている性質とまったく異なる理想や望みを持って、目標を定めてしまいがちだからです。

たとえるなら、自分は本来チューリップの花なのに、バラのように咲きたい、という理想や願望を持つようなものです。

実際の花はそういった間違いは絶対に犯しません。チューリップはチューリップらしく、バラはバラらしく咲くのが最高であり、自然は間違えないのです。

しかし、人間は「本当の自分」を知る前に、自分とは違う他人と比較して「ああなりたい」「こうなりたい」と理想を思ってしまうのです。

例えば会社の社長に全然向いていない人が、

「社長になるのが成功だ」「社長になったら幸せになれる」と思い込んで社長になる目標設定をして、何年か後に社長になっても、家族はバラバラ、身体はズタズタでは本末転倒といえます。

しかし現実に、こうした本来の役割でない仕事に無理をして取り組み、苦しんでいる人が圧倒的に多いのです。

もし、あなたが今、ある程度の成功を収め、もしくはそれなりの生活を送り、世間から見れば申し分ないはずなのにいろいろな問題に見舞われていたり、やる気が失われていたりするとしたら、本来やるべきではないことに取り組んでいる可能性があります。

あなたは自分が何の花なのか、間違えていないと言い切れますか?

人生の目標は一番遠いところから立てる方法

では、目標はどのように立てればよいのでしょうか。今現在からじゃなくてどこから見れば良いのか。

たとえば、東京に住んでいる人がアメリカに行くと決めたら、成田空港に行ます。

そして、成田空港に行くために、どこの駅に行き、どの電車に乗るか、という次に「すべきことが決まってくるのです。

北海道に行くと決めたら、羽田空港に行かなくてはなりません。そしてそのためにはモノレールに乗って、電車に乗って…というように、近いところは後から決まってきます。

このように、目標は一番遠い所から立てるのです。

その目標が決まってはじめて、そのためには次に何をすべきか、より近いところが決まるのです。では、あなたの人生で一番遠いところはどこでしょう。それは、この肉体を去るとき、つまり死ぬときです。

人間は例外なくいつか必ず死にます。その時がいつ来るのかは、誰にもわかりません。

あなたが天寿を全うしてこの世を去るときを想像してみてください。

そして、自分の人生を振り返って心の底から、「ああ、自分の人生はすばらしかった!」「最高だった!」「なんていい人生だったんだろう!」と思え、「いろいろあったけど、今となっては何の一点の曇りもない。「やることはすべてやり切った!」「人生の目的、自分の生きる使命、天命を全うした!」と感じ、そして、愛する人に囲まれて、本当に心の底から「ありがとう!」と感謝の「心に満ちあふれて、この世を去れたらどうですか。

あなたにとってこれ以上の最高の人生はありません。これこそ、人生の最高の終着一点、究極の結論なのです。

これが、人生の最終目的地であり、この目的地をまずはっきりさせる必要があります。そして、この最終地点から、「過去」と「現在」を見ると、自分がこの人生において何をすべきかが明確に見えてくるのです。

死から生を見る

つまり、「現在」から「将来」に向かって目標を立てるのではなく、まったく正反対に、「最高の人生を生き切った」という地点から人生を見ていきます。

一度、死に臨み、死から生を見るのです。あなたがこの世を去るときに、生きる尊さ、命の尊さ、時間の尊さがわかります。頭でわかるのではなく、魂でわかるのです。

死ぬ時には、お金も土地も財産も肉体も愛する家族も何も持っていけません。人生で手に入れたあらゆるものをすべて置いていかなくてはならないのです。

そして、肉体の命を置いてあの世に去る時、その時に初めて、後から付け加えたのではない「本当の自分」が浮き彫りになります。

「あなたが死に臨んだその瞬間、これまで大切だと思ってきたものを手放さざるをえなくなり、そして、人生において一番価値のあるもの、すなわち「本当の自分」を全身で体感し、魂の底で目覚めるのです。

考えてもみてください。この人生は一回限りです。

あなたの肉体の命が終わり、死ぬ時になってやっと「本当の自分」に目覚め、今回の人生でどう生きるべきだったか、何をすべきだったかに気づいたとしても、遅いのです。

だからこそ、死ぬ時にそれに気づくのではなく、まさに、今、一日も早く「本当の自分」に目覚め、そして、残りの人生をその「本当の自分」を出して生き一切っていく、自分の本来の役割を知り、それを果たしていくことこそ、人生において最も大切なのです。

こうして時間的全体から「本当の自分」を体感できる方法なのです。

「最高の人生を生き切った」という一番遠い人生の目的地から、あなたの過去そして現在を見ていきます。

「今、肉体をもって生きている時に、この体験をすると、自分は何のためにこの世に生を受け、そしてどういう役割があり、何をやって残りの人生を生きていくのかという、自分の生きる使命を自覚し、人生の目的が明確になるのです。

そんなことが本当にできるのでしょうか。

約20年にわたり、三万人以上の方々を見てきた事実から断言できますが、それが可能です。肉体を持ったままで、一度「死んで」、時間的全体から人生を見て「本当の自分」を全身で知る、すなわち体感できるのです。

本当の自分に出会う

本当の自分に出会うことはインプットではありません。あなたの心の奥に眠る、本当の自分を見つけて出会っていただくわけです。つまり、今回の方法をお書きしましたが、インプットするだけでは、今までと何も変わりがありません。

実際にこの方法でその真価が発揮されます。そして、自分でやっていると、どうしてもブレてしまい、うまくできないこともあると思います。そんなときには「心の学校(R)」がお力になりますので、ぜひお問い合わせください。

※このコンテンツは当グループ代表佐藤康行著書「ダイヤモンドセルフ」をアイジーエーサイト特別版としてお届けしております。