M.N(27)沖縄 道場経営
Nさんは、父親の経営する空手道場を手伝っていたのですが、このまま自分が後を継いで一生やっていくのか、それとも何か自分なりの違う道があるのか迷っていました。そのために、外に出かけて行っては、能力開発を勉強したりしていたのですが、「今一つパッとしなかった」のでした。
そんなNさんは、私の本を読んでピンときたらしく、受講しに来ました。
「お陰様で、今いる場所で全力でやっていこう!という気持ちになりました。自分の求めていることは、別のことをやらなくても、今の道でできるのではないかと思いました。後を継がせたいという父の想いと、自分の想いの両方が一致した、という感じでした」
Nさんはそれ以来、道場経営の仕事に迷うことなく取り組むようになりました。
「あの頃から半年で、道場生の数が70名から約100名に増えたんです。女性の道場生も、1名から8名に増えました。30年もやっているのに、道場生がこんなに急に増えたことはありません。今はとても活気があり雰囲気もいいです。それに前のように強引な指導はせず、無理をさせなくなったのに、なぜか道場生の方が一生懸命やるようになりました。なぜこんなになったかわからなかったんですけど、今から考えると、あの時に私の気持ちが変わったことが原因かも知れませんね」
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親の願いと、子どものやりたいことは、実際は違う場合が多いものです。違った場合は、親から逃げたくなるものですが、親孝行な子どもは、親の意思に沿おうとして落ち込んでしまうことがあります。それがうつの原因にもなるのです。しかしNさんの場合は、親のやって欲しいことと、自分のやりたいことが一致し、心に迷いがなくなったのです。迷いがなくなったため、このように素晴らしい結果を生んだのです。