「本当の自分」とインターネットで検索をすると、性格診断や心理テストのようなものも含め、数限りない情報が出てきます。しかしながら、本当の自分とは何なのか?ということを明確に伝えているものはありません。
「素の自分」を「本当の自分」と思われている方も多いのですが、実はこの2つは全く違います。この辺りの説明はまた後ほどお話をするとして、本当の自分とはどういうことなのか?心の構造を用いながら分かりやすく解説させていただきます。
悩みの解決はプロにお任せ
本当の自分を知るために
仕事の悩み、お金の悩み、人間関係の悩み、自分の性格に関する悩み…
人にはそれぞれ悩みや苦しみがあり、それゆえにストレスを感じながら生きています。
あるいは、人生はすでに始まっているのに、生きることの迷いを抱えている人もいます。
そしてまじめな人ほど、自分が描く理想と、それができない現実とのギャップに悩み、苦しんでしまいます。
でも、真剣な悩みや迷いがあるということは、前向きに生きようとしている証拠。
あなたがこのサイトに辿り着いたということは、少なからず今の自分に満足できず、「本当の自分」を見つけたいと望んでいることと思います。
あなたがもし、
今の仕事は本当に私のやるべきことなのか
- 今の生活、何か本当の自分じゃないような気がする
- 人からどう思われているか気になって仕方がない
- 本当の自分で生きていきたい
- 自分らしく生きたい。でもどうしたらいいのかわからない
このように思っているとしたら、どうか安心してください。
「本当の自分」に出会うことで、どんな苦しい悩みもクリアになり、今以上に明るく楽しい人生を送ることが出来るようになります。本当の自分を知るということで、今までとは違った人生に出会うことができるのです。しかも元々ある自分なので、頑張ったりする必要はありません。
とはいっても、本当の自分が分からない……本当の自分を生きるってどういうことなのか分からない…という人がとてもたくさんいらっしゃいます。
このページでは、そもそも「本当の自分」とは何か?についてお話したいと思います。なるべく分かりやすくお伝えしようと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3つの「自分」
まず、あなたが「自分」と言うとき、そこには3つの自分がいます。
一つは自分で評価する自分。
一つは、他人が評価する自分。
そして、本当の自分。
人が評価する自分(あなた)は、実はその人が見る自分(あなた)であって、あなたの実体ではないですよね。
そしてあなたが自分で評価している自分も、結局は自分の心を通した思い込みの自分。
いずれも、その人の心の色を通した自分です。
後から付け加えた知識や価値観でもなく、生まれてから、もともと備わっている自分こそが「本当の自分」なのです。
心の三層構造
「本当の自分」を説明するには、まずは私たちの「心」がどういう仕組みになっているかを理解する必要があるので、まずは私たちの心の構造からご説明したいと思います。
一番表層は頭や心に明確にあるもの。
私たちの心は、ミルフィーユのような「三層構造」で出来ています。
一番表層、表に出ている部分が『頭』の部分です。
この『頭』の部分のことを『観念』ともいいます。
物事を対象として意識・思考した時に頭に浮かぶ、主観的な意識内容。簡単にいうと、自分の頭や心に浮かぶ、物事の見方や感じ方。
例えでいうと、何かを見た時に、「奇麗」「普通」「イマイチ」というのは、人それぞれの主観的な意識によって違う。
そしてその『頭(観念)』の層の中も、大きく分けると「+(プラス)」の心と「-(マイナス)」の心に分けられます。
「+(プラス)」は言い換えるとポジティブつまり“愛”の心。
「-(マイナス)」は言い換えるとネガティブ、つまり“恐怖”の心です。
ライオンやゾウ、キリンなど野生の動物の行動の原動力はとてもシンプル。
子どもを愛する気持ちから、エサを捕って子どもに与える。
外敵が現れた時は恐怖心によって身を守るという行動をとる。
あらゆる原動力が「愛」か「恐怖」によるものです。
しかし、人間の心はもう少し複雑です。
プラスの心は、
「明るく」
「前向きに」
「積極的に」
「夢を持って」
「目標を持って」
「プラス思考で」
「愛と感謝の気持ちで」
「素直な心で」
「勇気をもって」…
反対に、
「暗く」
「後ろ向きに」
「人を恨んで」
「憎んで」
「妬んで」
「傲慢で」
「偏屈で」
「マイナス思考で」云々…といったマイナスの心。
どちらの心がいい人生を送れると思いますか?…聞くまでもありませんよね。
あ、だからといってプラス思考をインプットしましょう、という事ではないのでご安心ください。
だってそれが出来なくて苦しんでいるんですから。
思おうとすると苦しくなる
誰だってマイナス思考よりプラス思考が良いなんて知っています。頭では…
ここが、「心の三層構造」の一番上の部分、『頭(観念)』の部分です。
顕在意識とも言います。
顕在意識は、心の中に明確(自分で分かってる)になっている、認識している意味です。顕在意識に対して「潜在意識」という言葉があるのですが、潜在意識(自分で分かってない)は明確になっていない意識という意味になります。
本などを読んで、その後の人生をプラス思考で明るく前向きに生きられるなら、あらゆる本を買い占めて読みまくれば良いだけです。
しかし、どんなにそう思おうと頑張っても、ふと我に返った時、どうしてもそう思えていない心が湧き上がって苦しくなる。
…そんな経験はありませんか?
- 感謝しろって言われたって、そう思えないから苦労してるのに …
- プラス思考が大切。そんなの解ってるけど、不安な気持ちが消えない…
- 人を愛しなさいって、いくらなんでも無理…
プラス思考なんて、なろうと思ってなれるものではないですよね。
「思おう」とするのは「そう思ってない」心がある証拠です。
話しとして置き換えると、「できない」と思っているから「できるようにしよう」と思おうとするわけです。
そして「思おうとする心」と「思っている心」では圧倒的に後者が強いので、「思っていない心」に「思おうとする心」が負けて、さらに自分を苦しめてしまいます。
つまり、このように自分の中で「思っている心」というのが、「心の三層構造」の一番上の部分『頭(観念)』になります。頭や心の中に「思っている心」が頭でも心の中でも明確に認識している状態だということです。これが原因で悩んだり迷ったり、苦しんだりするわけです。
一般的な悩みや問題の原因というのは、この表面的に認識している部分だと思われています。しかし、悩みや問題の根本というのは、表面的に認識できる部分だけではありません。
人間は何で出来ている?
話は少し変わりますが、木で出来た人形が壊れたら?木で直しますね。
粘土で出来た人形が壊れたら?粘土を使って直します。
モノが壊れた場合、基本的には同じ材料、素材を使って修理しますよね。
違う素材で修理することもできますが、それではチグハグになってしまいます。
では、もし「人間」が壊れたら何を使って直しますか?
そしてそもそも、私たち人間はいったい何で出来ているのでしょう?
筋肉、骨、水分、皮膚…確かにそうですね。
細胞、遺伝子…間違いではありません。全部正解です。
しかし、ここでは少し視点を変えてみたいと思います。
人間は『記憶』で出来ている、と考えてみてください。
私たちは生まれた時、すでに両親やおじいちゃん、おばあちゃんに顔が似ていたり、性格が似ていたりしますよね?
同じような病気にかかる可能性もあります。
つまりこれは、遺伝子という「記憶」を引き継いでいるからですよね。
私たちは生まれた瞬間から、両親、その両親、そしてその両親…
代々の記憶が折り重なって生まれてきています。
これは揺るがしようのない事実ですよね。
突然、どこからともなく生まれてくるということは考えられません。
そしてさまざまな経験、親からの育てられ方、兄弟姉妹、学校の先生、友達、これまでに出会った人との人間関係、様々な体験、経験。
嬉しかった事、悲しかった事、楽しかった事、騙された事、褒められた事、辛かった事、痛かった事…
たくさんの経験から影響を受けて成長してきました。
私たちの心の深いところには、その経験や影響を受けた数と同じだけのプラスの記憶・マイナスの記憶が蓄積されています。
プラスの記憶はもちろんいいのですが、マイナスの記憶がやっかいなのは、心の奥にしまい込まれているため、普段は忘れているにもかかわらず、日常の世界でその記憶が刻み込まれたときと似たような状況が現れたとき、その刺激によってふと湧き上がってくることです。
例えば、お父さんに厳しく育てられたので、威厳のある年上の男性に対して萎縮してしまう、とか、
人前で話をして失敗して大恥をかいた記憶が刻まれると、スピーチを頼まれる度にその苦い記憶が蘇る、とか。
頭では忘れているように見えても、実は心の奥底ではしっかりと覚えています。
いわゆるトラウマ(精神的外傷)です。
これが「心の三層構造」の真ん中の部分、
『潜在意識』です。
顕在意識に対して「潜在意識」というのは、潜在意識(自分で分かってない)は明確になっていない意識という意味になります。
この潜在意識は、顕在意識、頭の記憶より格段に力が強いんです。
ですから、頭では頑張ろう頑張ろうと思っていても、
こんな事言って前も出来なかったから今回も出来ないかも…
そんな気持ちが湧き上がってきてしまいます。
そして、
- こんなに頑張ってるのに何で自分は出来ないんだろう…
- あの人は何で出来るんだろう…
- 自分の努力が足らない…もっと頑張らなきゃ…
このように、「ダメだ」「できない」と自分を裁いて苦しくなってしまいます。
ここでさらに頭(顕在意識)にプラス思考を詰め込んでしまうと、
- 会社が悪い…
- 先輩の教え方が悪い…
- ワガママなお客さんが悪い…
- 分かってくれない家族が悪い…
今度は「他の人や環境が悪い」と周りを裁くようになってしまうこともあります。
このように、プラス思考を詰め込んで自己暗示をかけたところで、たかが知れています。
マイナスの記憶が多ければ、当然、そのマイナスに支配された心が、そのまま現象に現れてきます。
しかも、この記憶であなた自身が形成されているから、当然ながら強力でしつこくて、消すことが難しいだけでなく、マイナスの記憶が多ければ多いほど、「幸せになりたい」「よくなりたい」という思考を邪魔して、思いとは反対にマイナスの結果を生んでしまうことがあるのです。
心の三層構造」の一番上の部分『頭(顕在意識)』では、自分の中で「できない」と明確に認識していることが、悩みや苦しみになることを説明しましたが、二番目の潜在意識では明確になってなく、自分の中で見えないところで、「できない」ことが「できるようになろう」と頭や心で思ってしまうのです。つまりは、自分の認識していないところで、無意識的に悩みや苦しみが生まれてしまうというわけです。だからこそとても厄介なのです。
しかし、このような認識できていない無意識的な悩みや苦しみを解消することができます。
本当の自分とは?
ここでいよいよ「本当の自分」の登場です。
説明してきた三層構造。一番表面が顕在意識、二層目が潜在意識、
そして一番深い層こそが、「本当の自分」です。
本当の自分を言葉で言い表すとするならば、
「愛そのもの」「喜びそのもの」「感謝そのもの」。
言葉にすると陳腐かもしれません。
ですが、事実、これが「本当の自分」の正体です。
例えば。真っ暗な部屋で電気をつけたら、
一瞬で明るくなりますよね。
その部屋が仮に10年前から真っ暗だったとしても、電気をつけたら一瞬で明るくなります。
それと同じで、潜在意識にあるマイナスの記憶も、本当の自分、愛そのものの自分、喜びそのものの自分、感謝そのものの自分という「本当の自分」という光が差し込むことで、一瞬で闇が光に変わります。
つまり、「本当の自分」とは心の闇に光を灯すことです。
例え、昨日できた暗闇だろうが、一億年前からある暗闇だろうが、光を当てたら闇は一瞬で消えます。
「本当の自分」という光が当たった心では、今まで「ダメだ」「できない」「自分は落ちこぼれ」と「マイナス」に思っていたことが「プラス」になります。「プラス」と思おうとするのではなく、自然と無意識に「プラス」だと湧き上がってくるのです。
心の闇が光で照らされて、その湧き上がった「プラスそのもの」の心が原因となり、素晴らしい『本当のあなた』の心が言葉となり、顔つきとなり、行動となり、そして素晴らしい現象面の変化となって現れてきます。
本当の自分、喜びと感謝いっぱいの心で人に接することが出来るようになると、人間関係は自ずと良くなり、その心で仕事も順調になり、自然とやる気も生まれ、健康面の問題もなくなります。
心が変わると、それに見合った現象の変化、人間関係が大きく好転してきます。
つまり、「本当の自分」が現れた瞬間に、心の悩みや問題は一瞬で消えるのです。
本当の自分という言葉は多くの人が語ってらっしゃいますが、本当の自分に出会う方法や、本当の自分を知る方法・見つける方法というのは、あまり公表されていません。というのは、誰もが「本当の自分」と言っても、本当の自分に出会う方法というのは、確立されているものではありません。
しかし、「心の学校(R)」ではその方法を確立しています。誰でも「本当の自分」に出会うことができるのです。本当の自分を見つけ、知ることができるのです。
「心の学校(R)」では、もともと素晴らしい「愛そのものの自分」に出会う入り口として、様々な情報を発信してまいります。