あなたは自分の使命がなんであるのか考えたことはあるでしょうか?
いまやっていることは自分の使命なのか?使命なんてあるの?こう思う方もいれば、
人生で使命を果たしたい。と強く願っている方もいらっしゃると思います。しかし、探せど見つからずに苦しみになってしまったり、このまま朽ち果ててしまうのでは…という不安の思いも浮かんでくるでしょう。
そもそも使命とはなんでしょうか?
辞書で調べると「使者として受けた命令。使者としての務め。」という答えが出てきます。
つまりは、あなたは生まれてから、なにかしらの使命を担っているということになります。
ただ、この使命に出会わずに過ごしてしまう人もいます。その人がしていることが使命とは別な人もいます。
頭で考えて、自分がこれをしたい!アレをしたい!と思うことも、もしかしたら使命ではないのかもしれません。そして使命でないことをするということは大変努力や苦しみが必要になります。
逆に使命のままに生きられるとしたら、それはとても楽に生きられることです。もちろん努力も必要ですが、そこに苦しみはありません。
使命で生きるのと、違って生きるのは何が違うのでしょうか?さらに詳しく説明していきます。
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自分の使命を知るということ
自分の生きる使命を知るということは、何よりも尊いことです。
孔子は「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と言いました。朝、自分の生きる使命を見つけたら、今晩死んでもいいくらいだと。
裏を返せば、使命を知らないで長生きするくらいなら、早く知って死んだ方がずっとましだと、それくらい大切なことだと言っているのです。
では、自分の使命をどうやったら見つけることができるのか。そんなに簡単に発見する方法があるのかということですが、それがあるんです。
「結論からいうと、本当の自分に出会うことなのです。そうすると、自分の使命の方向に自然と導かれていくのです。
「これこそが自分の使命だ!」と、自分で発見する場合もありますが、それよりもむしろ、本当の自分に目覚めた結果として使命の方向に自然と向かっていくものなのです。
使命をしるために最初にすること
なぜ自然とむかっていくかというと、すべては心の表れだからです。
私たちは心と違う所には行きません。心が変われば、それにともなった結果が現れるということです。
しかし、自分の使命を知ろうと意識することは大事なことです。ただ、本当の使命を見つけるには、そのための手続きが必要なのです。
最初に自分の使命を知ろうとし過ぎると、自分で勝手に思い描いた夢を達成することが使命なのかと錯覚してしまう可能性があります。
そうではなくて、自分の使命を知ろうと思ったら、まず最初にやらなければいけないことは、本当の自分に気づくということなんです。
花にたとえるなら、本当の自分は種(もしくは球根)です。種や球根は、最初からどんな花を咲かせるかは決まっていますね。
その種や球根からやがて使命という茎や枝が出てきて、そして結果という花が咲く、バラという花やチューリップという花が咲きます。
同じ花であっても、バラの種とチューリップの種は、もともと違います。
まずは種(球根)という命を知って、そして、そこから自動的に伸びてくる個性を知ることが、自分の使命を知るということなんです。
今やっていることが自分の使命かをチェックしてみよう。
あなたが今やっていることが、自分の使命なのかどうかは、次のようなポイントで確認することができます。
- 魂の底から喜びを感じられることか。
- どんなにやってもあまり疲れない。むしろ、やればやるほど元気が出てくるか。
- 周りの人たちも喜んでくれているか。
- 人類への貢献にもつながっているか。
このどれにも当てはまれば、あなたはかなり自分の使命に近いことをやっているといえます。
それでも明確にならないことがあるかもしれません。今やっていることが本当に使命なのか、そうではないのか、わからないこともあるでしょう。
そんな場合は、一カ月とか半年、一年というように一定の期限を決めて、その間、とにかくそのやっていることに集中して、一生懸命にそれに取り組むんですよ。
手を抜かないで全力でやり抜けば、自ずと答えは見えてきます。そのときに、どんどん楽しくなってくるかもしれないし、逆にどう見ても自分には向かないことがわかるかもしれません。
もし、向いていなければ、そのときに変えればいいだけです。
ただし、そのやっていること(例えば仕事)が、単に嫌になったとか、人間関係がうまくいかないというような理由で、そのことを辞めたりはしない方がいいです。
辞めるときは、明らかに自分の使命は違う、他のことだとわかったときに辞めるようにしましょう。
そうやってやっていれば、心配しなくても大丈夫です。必ず自分の使命は見つかります。
本コンテンツは当グループ代表佐藤康行著書「あなたの悩みは一瞬で消せる」を一部を再編集、加筆しアイジーエーサイト特別版としてお届けしております。